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やまとノリの真相

やまとノリの真相
カテゴリ IN A MODEL ROOM     前回更新: 2009-10-5 0:11    
■三百人劇場のライブの時、ボクがソフィスティケイテドの途中でヤマトのりをニュ~っと出した。
 ある日電車の中で女の子たちが話をしていた。さいわいボクには気づいていない。
 「エーっあのヤマトのりの意味わかんなきゃP-MODELファンの資格ないよ。」   絶句……。

■ある雑誌のライターが言ってた。
 「P-MODELのファンって頭でっかちが多すぎるよ。だからP-MODELの事、書くのこわい。何書いても平沢君のとこにきちゃいそうで」

■ボクがローディプラザにゲストであそびに行ったとき、ボクの言ってること録音したいといってきた子がいた(深く考えたくないけど…)

■P-MODELの歌詞を自己流に解釈するとバカにされるという声もある。

■「今日のステージでの平沢進はP-MODELの方向性に反している」
 ボクは何を言われてるのか良くわからない。

■「アレどういう意味ですか?」というTELがモデルハウスに来る。 あー

■「おっちゃん! ありゃ宗教だよ!」

■「平沢君 これじゃ一時期のオカバヤシだぜ」

■「けっきょくあんたはスターなんだよ でも……」

■「私 P-MODELをひろめるために、活動したいと思います」

■以前のP-MODELのステージは、もっと楽しく、バカバカしくドタバタしていた。
 今でもいろいろアイデアはあるが、意味付けされるのがこわくてできない。

■ピヴィレヌはことばの意味ばかりが先行していて、音楽としては、たいくつ。ボクには楽しめない。

■「このあいだのステージあまりノってなかったけど私たちの態度悪かったですか?」的な手紙が、またとどいた。 あー

■そりゃ変わって行くことは夢だけどP-MODELは政治運動なんかじゃない。

■知り合いのミュージシャンいわく「頭のいい子にとってのてごろなカタルシスなんだよ。それだけだ」

■だれかは、だれか以外のだれかを定義する否定的な仮説。
 だから、だれかの死に顔を見て完成してゆくだれかに話しかける言葉が見つからない。

■硬直していると、単純なことも、ややっこしくなる。レコードとライブのちがいがどうしてわからない?でも、ずーっと書いてきたことからすれば当然かも知れない。
 これがすべてだとは思いたくもないが、考えて考えて責め合ってののしり合って罵倒し合ってハレツしちゃえばいいと思った。もともと音楽なんて置き去りにされてたんだから。で、ボクはそういうさわぎから浮上して、責める方にも責められる方にも無差別にただたんたんと音を出し続けるのが、あの日の(7/27)ボクの仕事だと思っていた。
 ところが事態は、パネルディスカッション案にまでエスカレートしてしまった。
 どうやらもうP-MODELは演奏する必要がなくなったらしい。
 こんなこと言いたくも書きたくもなかった。

 すこしシャンプーするといいよ
 ホントはこれが言いたかった。

             平沢進

             音は4要素です。 サヨナラ


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1980.08 PNL4号より
6月15日三百人劇場ヤマトのり事件・同年7月27日屋根裏ランドセル事件など、リスナーから批判を受ける事件が相次いだ。
それらに対して平沢が表明した直筆声明文。

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